一九八四年
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2018年5月の課題図書はジョージ・オーウェルの「一九八四年」です。

■あらすじ
“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。

■著者
ジョージ・オーウェル
1903年6月25日生まれ。イギリスの作家、ジャーナリスト。生まれはイギリス植民地時代のインド。代表作は、『カタロニア讃歌』(1938年)、『動物農場』(1945年)、『一九八四年』(1949年)など。本作「一九八四年」は、晩年結核を患った作者が療養中に執筆。1998年にランダム・ハウス、モダン・ライブラリーが選んだ「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」、2002年にノルウェー・ブック・クラブ発表の「史上最高の文学100」に選出されるなど、欧米での評価は高く、思想・文学・音楽など様々な分野に今なお多大な影響を与え続けている。

■評価・感想
平均評価 4.3点 (2018年11月6日更新)
・この世で最もすごいと思える小説の一つ。本当に、打ちのめされたという言葉がピッタリの本。ただ圧倒的。
・第一部は世界観について書かれていて、掴むまで難解さを感じました。思い切って、第一部のみ二度読み。時間はかかりましたが、第二部からはストーリーの展開もありスピードが加速、いつの間にか難解さは消えていました。
・ラスト一行まで不安な気持ちにさせてくれますが、一人の人間を「二足す二は五である」とするために、コストと時間がかかりすぎているような気がします。もしこの社会に綻びがあるとすれば、そこから崩れていくことにならないでしょうか。
・村上春樹の1Q84の元ネタであるとされています。といっても話は全く違いますが共通するのは「あるディストピア」を描いていますね。それに1949年の原作による近未来を描くことによる社会派な意味合いがあります。いま、時事的にはトランプはさておき「北朝鮮」みたいな印象を思い浮かべました(^_^;)金正恩がみているぞ!(違)戦争や平和、抑止力のための核といった問題は21世紀になっても尚、問題提起されたままになっているのです。
・読んだ後にはなんともやりきれない気持ちになりましたが、今私たちが生きている世界は作中のような監視社会ではなく、多くの自由が認められた世界ですので、今まで以上に自分の気持ちを表にだしていこうという気持ちになりました!

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