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内戦を乗り越えたコロンビア

「予告された殺人の記録」が描かれた1950年代からすると、 現在のコロンビアは歴史的な転換点にあると言えるのではないでしょうか。 少しコロンビアの歴史を辿ってみましょう。

コロンビアでは1960年代からゲリラ活動が活発化し、コロンビア革命軍(FARC)、民族解放軍(ELN) をはじめとする複数の左翼ゲリラが発足し、 52年にわたるコロンビア内戦が勃発しました。
2010年に大統領に選出されたサントス大統領は、 FARCとの和平交渉を進めましたが、 その後の2016年10月の国民投票では、和平合意が否決されます。

サントス大統領は、 反対派である前大統領ウリベ氏との会談を実現します。 ウリベ派による新たな和平合意案の提出の後、再度FARCとの協議を経て、新和平案の合意に至ります。 国会では反対票0という結果で承認され、更にELNとの和平交渉も開始されました。
ゲリラ活動の資金源となっていた麻薬カルテルは解消され、大きな対立を乗り越えて、 社会的にもコロンビアでは大きな変化が始まったと言えるでしょう。
こうした功績が認められて、サントス大統領は、 昨年ガルシア・マルケスに次いで コロンビアで2人目のノーベル賞(平和賞)を受賞しました。

ついにコロンビア観光ブーム到来か!?

さて、現在のコロンビアはどのように見られているのでしょうか?
・英『エコノミスト』誌:2016年最も改善された国
・米旅行誌『ロンリープラネット』:2017年に訪れるべき国 第2位
と評判は上々です。

ここから、コロンビアの素顔に迫ってみましょう。

コロンビアは、国の中央にアンデス山脈が縦断し、地域は5つに分かれています。
96種の先住民族がおり、今でも当時の生活様式を守っている民族がいるそうです。 (コロンビアの先住民族と文化を描いた映画「彷徨える河」:下段参照)

観光名所は、首都のボゴタ、 第2の都市メデジン、 カリブ海側のカルタヘナなどが挙げられます。

メデジン

メデジン麻薬犯罪の巣窟として世に知れ渡っていましたが、大使館の永松さんによると、 今では「タクシーを街中で捕まえても犯罪に巻き込まれない」「女性でも夜に独り歩きが出来る」など治安が随分改善されたそうです。 (とはいえ、日本とは違うので暗い路地には行かないなど、最低限の注意を払う必要はあります)

カルタヘナ

カルタヘナカリブ海に面していて、海賊から町を守るために高い城壁が設けられた場所だそうです。 欧米の旅行者が多く、アジア人では中国、韓国の旅行者がチラホラ見られますが、日本人旅行者はまだあまり見かけないそうです。

タイロナ国立公園

タイロナ国立公園カリブ海沿岸のタイロナ国立公園は観光地としてはまだまだ無名で、今後ぜひ注目していきたいスポットのひとつです。 このような観光地が残っているのも、かつては治安が悪く、国民に国内旅行をする習慣があまり根付いていないことも影響しているでしょう。 また、公共の移動手段としてはバス(2台連結型の大型バス)が主流で、 鉄道はメデジンにしかありません。 長距離移動は飛行機なので、アクセスが良くない地域が多く、こうしたことが逆に幸いしてか、未開拓の自然や生活・文化が残っているようです。

コーヒー農園体験

コーヒー農園体験コロンビアと言えばコーヒーですよね。 現地で申込ができるオプショナルツアーとして、コーヒー農園に宿泊するツアーなどがあるそうですので、一度体験してみてはいかがでしょうか。
コーヒー豆は全て手摘みされていて、熟している豆だけが収穫されているので、コロンビアのコーヒーは美味しいのです。 コーヒー豆の産地としては、メデジンとボゴタの中間辺りに位置するカルダス県のマニサレスが有名です。

花の栽培

花の栽培1あまり知られていないかもしれませんが、お花の栽培も有名で多種多様な花が栽培されています。 花の主な栽培地はメデジン市で、こちらでは毎年フェリア・デ・ラス・フローレス(花の祭典)が行われます。 また、日本に輸入されているカーネーションの約7割がコロンビア産だって、皆さん知っていましたか? 先日母の日にカーネーションをプレゼントした貴方!ひょっとしたらコロンビア産かもしれません。
(写真はコロンビア大使館より提供)

 

 


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